東京百景

 7th.June.2003

鳥越祭神輿宮入
町内神輿渡御

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 ピザオフでホロ酔い気分で電車に乗って、今日は変則ダブルヘッダー。ちょっとハードな一日になるが、鳥越の夜祭に繰り出すことにした。
 気がつけば日も落ちてちょうど良い時間に浅草橋へ。祭りの賑わいが聞こえる方に向かうと、提灯の火入れも済んだ神輿が揺れている。蔵前橋通りに出れば、宮入りを待つ神輿が連なっている。
 鳥越神社の例祭は毎年本祭ということもあって、今まで計画はしていたが来そびれていた。夕方からが見所というのもネック。念願の夜祭見物だが、いきなり期待を裏切らない光景だ。

 三社祭ほどは警備もうるさくないし、なにせ道路が広いので追っかけにとっては絶好のコンディションだ。

 さて、順番待ちの神輿を追って行く。提灯の火がゆらゆらと揺れる神輿というのが、何とも幻想的で良いなあ。
 さすがに夜なので手持ちではブレるばかり。仕方なくフラッシュ撮影。ちょっと雰囲気がでないかな。
 それでも祭りの活気はさすがに下町を代表する祭だ。結構近くまで行くこともできるし、夢中になってシャッターをきる。

 路地に入ると、裸電球に照らされた屋台が並んでいる。絵に描いたようなお祭り風景。
 町内を抜けていけば普通の夜の町。神社の周囲だけが盛り上がっているようだ。

 提灯のせいでもないだろうが、ここの町神輿は総じて大きいような気がする。鳳凰も立派で、神輿も凝った細工のものが多い。
 三社祭のような晒しで巻いたりしない。キラキラと光って美しい神輿だ。

 本殿の前でお祓いを受ける神輿。差し上げる場面は見られなかったが、これがクライマックスだ。
 狭い境内が神輿で埋まるのは圧巻だ。

 さあ、宮入を見るために神社に入る。少し待つと宮元神輿を先頭に、威勢のいい掛け声と共に神輿が入ってくる。
 夜の宮入りは迫力があるなあ。凄いの一言だ。この荒っぽさが何とも言えない。

 そして境内の左手に本社神輿が安置されている。これが噂の千貫神輿。
 四尺三寸の大神輿は都内最大級。静かに明日の渡御を待っているが、凄い貫禄だ。
 この神輿が担がれるのを見てみたいと思った。明日の予定を変更しなくては。

 あっという間に1時間以上が過ぎた。土曜なので、まだ人出もそれほどではないのだろう。明晩の宮神輿の宮入りは凄いだろうな。
 念願の鳥越夜祭の雰囲気を十分に味わって長い一日が幸せな気分で過ぎた。


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