お台場はイルミネーション・スポットが点在していて、全部見るには一回では無理。
　そこで最初はビーナスフォートの中を散策することにした。今年のイルミネーション・テーマは、「魔法にかけられた冬」ということだ。
　入ったときはまだ青空の中世の町だったが、店を覗いているうちに夕焼け空に変わり、次第に暗くなる。２時間置きにイルミネーションが点灯されるらしい。
　ここはツリーにこだわらないで、空間にイルミネーションを飾って雰囲気を演出している。

　空間に浮かぶオブジェは色とりどりで、どうやら冬のイメージを狙っているらしい。空に浮かぶ風船のようでもあり、数は多いけど光は淡く、落ち着いた感じがする。

　店の前に小さめのツリーとポインセチアの鉢植えがセットで置かれていたりして、季節感を出す工夫が見られる。
　オリーブ広場にはガラス繊維で作られたツリーがある。光ファイバーのようで、緑色の冷たい色に光っている。
　教会広場なら大きなツリーが置けるのだが、コンサートなどのイベントのためにステージになっているだけ。

　もう一つ、奥にヒストリー・ガレージという年代物の車の展示コーナーがある。ちょっとタイムスリップできる空間。お台場では、これがはやりかな。
　お台場には、日をあらためてメモリアル・ツリーを見に来ようと思う。

　メインはやはり噴水広場。日によっては雪を降らす仕掛けらしいけど、今日はまだ行われない。
　この空間にいると昼も夜もない。外が明るくても夕闇にイルミネーションが輝いているのを見ることができる。２時間置きというので、タイミングを見て入場したほうが良いだろう。今日はちょうどいい。

　しかし、ラスベガスのカジノのイルミネーションを見てきた直後でもあり、最初に来たときのような感動はないなあ。
　一回りして２ｋｍほどの散策。ラスベガスのアラジンやシーザーズより狭いけど、造りは丁寧だ。

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