東京百景

 3rd.Aug.2003

深川二之宮渡御
江戸開府400年・皇居渡御

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 富岡八幡宮は今年は陰祭。例祭では宮神輿を出さないが、総代会の発起で二之宮神輿の皇居渡御が決まったそうだ。
 昨夜も歩いて、今朝はいきなり30℃。朝の宮出しと皇居の式典はパスして、帰輿を狙おうと10:30頃新川に向かった。
 霊岸橋を渡ったところにすでに宮神輿が置かれていた。いつもは社庫に鎮座する二之宮神輿だが、こうして見るとでかい。
 四尺五寸、重さは2t、今日は六天棒で担がれる。暑い日射しを浴びて鳳凰がキラキラ光っている。とにかく立派だ。
 出発まで時間があるので目の前の喫茶店で神輿を見ながら一休み。担ぎ手の法被姿で店の中は充満している。

 最初のポイントは永代橋西詰。消火栓にホースがつながれ、神輿と担ぎ手に盛大に水が掛けられる。本祭と一緒だ。
 宮神輿にも水を掛けるのだな。いや凄い。

 定刻11:10に拍子木が打たれて神輿が上がる。手古舞や木遣りはなくて、各町内の提灯が先導する。
 まず差し上げ。大神輿が目覚めたように見えた。これからどう暴れるのだろうか。

 「ワッショイ」の掛け声も大きくなって、差し上げたまま永代橋を渡り始める。橋の上には見物人の数も凄い。
 月島の高層マンションをバックに、高くあげられた神輿が進む。いやいや圧巻だ。

 次のポイントに先回り。永代橋に差し掛かるところで、神輿は高々と差し上げられる。この永代渡しが一番の見せ場。
 見下ろすと六天棒に肩を入れる担ぎ手の数には驚く。

 本祭同様に大きなバケツで豪勢に水が掛けられる。汗だくの担ぎ手たちは、びしょ濡れになりながらも気持ちよさそう。

 佐賀町から門仲へと先回り。門仲交差点で交代する担ぎ手が今か今かと待機中。
 それにしてもさすがに深川。統制がとれていて祭が荒れない。こうでなくては。
 整然と進む神輿は見ている方も実に気分がよい。ただし、今日は急に暑さがやってきたので追っかけにも体力がいるなあ。

 ここから木場、東陽町の区役所まで渡御して夕方ようやく着輿という予定。宮入りを見たい気もするが、炎天下に2時間いたのでどっと疲れてきた。
 予定していたポイントでしっかりと二之宮を見ることがでしたし、そろそろ退散することにした。
 それにしても、来て良かったと思う神輿だった。

 去年の本祭が雨だったので、その分を取り返すような好天の神輿渡御だった。2年後の本祭がまた待ち遠しくなってきた。
 やはり深川は良いなあ。歩きは3kmのみ。

 最後のポイントは八幡宮前。先回りして前列で待つ。ここで必ず差し上げが見られるはず。
 案の定、高く差し上げ大きく振って正面を向く。担ぎ手の勢いに押されてぐっと戻されるほど。自分で担いでいるみたいでいいねぇ。


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