ずいぶん日が短くなった。今日は小春日でコートを抱えての外回りも府中で上がると外は真っ暗。
　帰りに初台で途中下車。東京オペラシティのイルミネーションを見て帰ることにした。

　よそとは一味違ったクリスマス・ムードの中、巨人のオブジェと向かい合うようにツリーが飾られている。今年のテーマは「オペラ」。
　「オペラ座の怪人」でお馴染みの仮面が空間に浮いている。余談ながら”Fantom of Opera”よりも、香港映画の「夜半歌聲」の方が好きだけど。

　ガレリア回廊の壁面も無数の電飾が光っていて、やはり仮面が並んでいる。

　空間を上手に使ったこれは、ツリーと呼んでいいものか。真下にはステージが作られていて、クリスマスが近づくとミニ・コンサートが開かれるということだ。
　それにしてもこのツリーには脱帽だ。電球も白一色で、さすがに劇場のイルミネーションという気品のようなものがある。

　オペラシティを出て新宿パークタワーにも寄ってみるが、イルミネーションは大したことない。やる気があるのかなというイルミネーションじゃ価値はない。
　そのまま都庁前の駅まで歩いて、今日は３ｋｍの散策だった。サザンテラスは次回のお楽しみだ。

　階段を上っていくと、人が通るのを関知して壁から音楽や人の声が聞こえてくる仕組み。耳を澄ますとオペラの小節だったりする。
　ホールの入り口を過ぎると、光で作られた池が横たわる。見ようによっては溶岩が流れているような荒々しさ。しかし、光は優しい。
　ここは派手さはないけれど、何となく立ち去り難いイルミネーションだなあ。
　もう一つの見所は、手塚治虫ワールド。レトロな雰囲気のカフェと、手塚作品をモチーフにしたグッズの店。鉄腕アトムは２００３年に誕生したらしいから、来年はアトム元年だな。

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