PerupatoWalk

17th.Jan,2004

浅草名所めぐり
一葉記念館を訪ねて

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 雪になるかも知れないという空模様。降り出す前に上がれそうなペルパト会の七福神めぐりに行くことにした。今年初めてのペルパト会だ。
 吾妻橋には20名ほどの常連さんが集まって、早速墨田公園の中を通って言問橋をくぐり毘沙門天・待乳山聖天へ。
 この辺りは池波正太郎の「剣客商売」の舞台。池波さんはこの待乳山聖天の町内で生まれたということだ。
 秋山小兵衛は向島の鐘ヶ淵、大二郎は橋場に住んでいたはず。Maedaさんとも話したが、浅草の池波正太郎記念文庫には一度行ってみたいものだ。

 見覚えのない石碑は「沖田総司終焉の地」とある。橘右近の寄席文字の碑文は下町らしい。
 今年は新選組が一つのテーマになりそう。何となくきっかけがつかめたようで嬉しくなった。

 今日の浅草名所七福神は9寺社もあるので忙しい。距離は短いのでどんどん進んで行って福禄寿・今戸神社へ。

 白髭橋を渡れば寿老人・石浜神社。この神社は結構大きい方で、富士塚や稲荷社なども揃っていて、立派な神輿蔵もあった。
 ここで小休止。しかし立ち止まっていると底冷えするようだ。
 この先は山谷を抜けて吉原大門へと向かい、見返り柳を見てから、かつての遊郭をかすめて行くルート。

 続いて布袋尊・橋場不動堂。ここはちょっと鄙びた良い感じのお堂だ。
 1月も半ばを過ぎると七福神の御開帳は終わっているので、どこも参詣のみ。

 さて、酉の市でお馴染みの寿老人・鷲神社へと向かう。この境内にも樋口一葉の文学碑がある。その隣には子規の句碑も建っている。
 裏手の道を少し行って弁財天・吉原神社。これで9つの寺社の折り返し点だ。

 今日の立ち寄り所は一葉記念館だ。体も冷え切ったので、記念館の中で一息。樋口一葉の達筆な手紙や原稿などを見る。

 この神社は馬の天井画が有名。映画「ラスト・サムライ」のトム・クルーズも立ち寄ったようだ。

 国際通りに出て合羽橋問屋街を覗きながら、ここは少し距離がある。
 商店街の途中に金色に輝く「かっぱの河太郎」像を発見。何とも悪趣味だな。これは最近造られたものだと思う。
 道を折れて福禄寿・矢先稲荷神社へと向かう。

 最後は恵比寿天・浅草神社で全9寺社を一回りしたことになる。
 どちらかというと七福神めぐりというより、下町歩きと言った風情のコースだったな。

 そして雷門から仲見世を抜けて、大黒天・浅草寺。こんなに寒い日でも浅草寺は大勢の観光客で賑わっている。

 神社の境内では、猿回しがちょうど始まったところ。寒くなければ立ち止まって見ていたいが、ちょっと耐えられない。
 お昼も回っているので、尾張屋で熱燗と蕎麦の昼食。体の芯まで冷え切っていた。
 さらに一杯だけ神谷バーで電気ブランを飲んで、ほろ酔い気分で帰ることにした。
 距離は8km。途中で雪がチラチラと舞ってきたが、とても積もるほどの雪にはならずに済んだ。
 おかげで今日は下町歩きを楽しめた一日だった。


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