東京百景

 18th,Jan,2004

上野東照宮冬牡丹
冬の花暦

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 珍しく日曜出勤。そうそう能率が上がるわけでもないので昼で上がることにして、昨日寄らなかった上野に向かう。
 昨夜の雪はたいしたことなくて、痕跡も残っていない。藁囲いの冬牡丹に雪がかかっていたら大勢のカメラマンが殺到しただろうな。
 牡丹園は思ったほど混んでいない。冬の眩しい日が横から射しているので、撮影条件としてはあまり良くないのかな。
 牡丹の出来はまずまず。春の牡丹のような勢いはないが、可憐な姿はこの時期ならではの風情だ。
 一つ一つが丁寧に藁囲いを纏っているのが何とも言えない。

 もう一つのポイントは、園内からだと寛永寺の五重塔がきれいに見えることだろう。ちょうどロウバイも咲いていて、塔との取り合わせが良い。
 早咲きの梅があったり、水仙が咲いていたり、数は少ないけど花のない時期だけに、春の気配もあってちょっとホッとする。

 ここは入ってみると結構広くて、入園料が高いけどそれだけの価値はある。
 バックグランドで琴の演奏が流れていて、ちょっと他にない落ち着いた雰囲気。

 上野公園周辺は近頃お気に入りで、来ることが多くなった。美術館や博物館が建ち並び、文化会館でもコンサートもあるし、芸術の街という感じもするし、谷中からの寺町も歴史の街として見所も多い。今日は噴水前で大道芸が行われていた。
 昨日の寒さに比べたらポカポカした昼下がりで、動物園の入り口はかなりの混雑。
 何だか歩く気はしなくて、ちょっと寄り道しただけだが、ゆったりした時間が過ごせただけで満足の日曜日だった。 


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